お知らせ

兵庫体育・スポーツ科学学会の各委員会からのお知らせを掲載しています。

平成30年度秋季シンポジウムのポスターを掲載しました

12 月15日(土)に平成30年度の秋季シンポジウムを開催いたします。基調講演および鼎談を通して、「スポーツによる兵庫・神戸の活性化:国際スポーツイベントのインパクトとレガシー」について考えるシンポジウムとなります。

詳しくは下記およびシンポジウムチラシをご覧ください。

 

平成30年度 秋季シンポジウム

12 月15日(土)

受付:13:30~

講演:14:00~ 


親和女子大学三宮サテライトキャンパス(神戸市中央区三宮町1-9-1-908 センタープラザ9F)

参加費:会員・学生 無料

     一般参加 500円(資料代として) 

 

主催:兵庫体育・スポーツ科学学会

後援:(公財)兵庫県体育協会

協力:神戸商工会議所 神戸スポーツ産業懇話会

問い合わせ先:兵庫体育・スポーツ科学学会事務局

 E-mail:info@hspess.jp

 

詳細は以下をご覧ください ↓ (PDFファイルが開きます)

201369★スポーツによる活性化_1010五.pdf

平成30年度の学術研究助成およびスポーツ振興助成

 

学術研究助成: 奨励研究 2件

 

   折戸友哉(神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究生)

「疾走区間途中での主観的努力度の変化がパフォーマンスに及ぼす影響」

 

   川本幸久(大阪教育大学大学院)

「運動に対する肯定的意識を高める体ほぐしの運動の教材開発

-高学年児童の運動有能感に着目して-」

29回学会大会が開催されました

 平成3062日土曜日、甲南大学岡本キャンパスにおいて、兵庫体育・スポーツ科学学会29回大会が開催されました。

昨年度と同様に、今年度の学会大会は、学部生ポスター発表から開始されました。今年度は5件の研究成果が発表されました。短い時間の中で、わかりやすく結果を報告する工夫が、各発表に見られました。何れの発表も力作でしたが、学生優秀発表賞には、神田実ほか、「水平跳躍種目における跳躍距離獲得技術に関する研究-選手内および選手間の比較-」が選出され、賞状と副賞が贈呈されました。

学部生ポスター発表に続いて、一般研究発表が行われました。今年度は計12演題が発表されました。人社系、自然科学系の多岐にわたる研究成果が、1440分から1750分まで、一会場にて報告されました。複数会場に分かれることなく、多様な専門分野を背景とする研究者、実践家が会し、幅広い視座から意見交換が行われたことは、体育・スポーツ科学という総合科学の知を地域から発信する、という本学会の使命を、改めて確認する機会となったように思います。

今年度の学会大会には、多くの学会員の皆様、学部学生の皆様に参加いただきました。準備担当者として至らぬ点も多かったのではないかと恐れておりますが、参加いただきました皆様には心より御礼申し上げます。また学会会場の確保、当日の運営に特別のご配慮をいただきました鵤木千加子先生(甲南大学)、学会大会の広報と事務面を支えていただきました本学会事務局の森田啓之先生、小田俊明先生、中須賀巧先生(兵庫教育大学)にも、学会大会委員会を代表して、改めまして御礼申し上げます。

現在の学会大会委員会は、次回第30回大会の準備も担当いたします。次年度も、多くの会員の皆様、学部学生の皆様にご参加いただけますよう、お願い申し上げます。次年度大会の日程、プログラム等につきましては、決定次第、順次HP上にご報告いたします。(学会大会委員会委員長 秋元忍)

 

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学会総会及び第29回学会大会のご案内

 平成30年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第29回学会大会ご案内

 

1.総会及び学会大会要領

(1) 期 日:平成30年6月2日(土)13時〜 

 

(2) 会 場:甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本8丁目91号)

JR「摂津本山」駅下車・徒歩12分、阪急「岡本」駅下車・徒歩10分)

 

詳細は以下PDFファイルをごらんください.

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www.hspess.jp/2018総会及び学会大会案内.pdf

 

 

平成29年度シンポジウムの報告

 平成29123日(日)に兵庫体育・スポーツ科学学会シンポジウムが、神戸女子大学三宮教育センターにて開催されました。テーマは「スポーツ栄養学の生かし方:食事 vs サプリメント」として、近年健康志向の高まりからサプリメント市場規模が年々伸長しており、本シンポジウムでは食事とサプリメントのあり方や摂取方法を、パネリストそれぞれの立場から情報交換を行いました。

 

【開会の挨拶】

高見彰(大阪国際大学人間科学部教授、兵庫体育・スポーツ科学学会会長)

 

【基調講演】

「スポーツ選手の食事の摂り方」

坂元美子(神戸女子大学健康福祉学部健康スポーツ栄養学科准教授)

 

【シンポジウム】

 

<パネリスト>

分子栄養学の立場から:小川静香(マルサンアイ株式会社開発統括部・研究開発室)

トレーナーの立場から:藤野絢也(ふじの整体研究所、イトマンスイミングスクール強化部トレーナ

人間栄養学の立場から:坂元美子(同上)

 

<コーディネーター>

伊藤克広(兵庫県立大学経済学部准教授)、山口志郎(流通科学大学人間社会学部准教授)

 

【総合ディスカッション】

 

【閉会の挨拶】

鵤木秀夫(兵庫県立大学経済学部教授、兵庫体育・スポーツ科学学会理事長)

 

【基調講演】

坂元美子(神戸女子大学健康福祉学部健康スポーツ栄養学科准教授)

 本基調講演では、スポーツ選手に求められる力の中で、バランスの良い食事を摂取することの重要性が述べられ、スポーツと5大栄養素の関係の説明がなされました。また、過去の研究結果から性別、競技種目によって目標とされるエネルギー摂取量は異なることが述べられました。坂元先生より、「ハードなトレーニング」、「無理な減量」による休養や栄養の不足により、様々なスポーツ障害のリスクが高まることが強調され、近年はサプリメントを摂取する学生やスポーツ選手が増えた現状が報告されました。しかしながら、サプリメントは過剰摂取してしまうと内蔵機能が正常に発達しなくなる可能性があることから、特に成長期のスポーツ選手はまずは食事から栄養バランスを整えることが重要と強調され、生理機能が落ちてくる30歳代から栄養バランスを考慮しながら適切に摂取するのはどうかといった提案がなされました。その後、サプリメントとドーピングの関連性の説明がなされ、最後にプロ野球選手の合宿時における朝食内容ならびに高校サッカー選手における食事の現状を写真と栄養摂取量の数値とともに情報提供がなされました。

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【パネルディスカッション】

小川静香(マルサンアイ株式会社開発統括部・研究開発室)

 小川先生からは、冒頭にマルサンアイ株式会社が製造している商品の説明や大豆、豆乳を中心とした製品が身体にどのような好影響を及ぼすかをご自身のトライアスロン経験とともに、具体的な数値データを基に説明がなされました。特に大豆食品は糖尿病や肥満、脂質代謝異常症などの生活習慣病などの様々なリスクファクターに対して改善効果を示すことが報告されており、マルサンアイでは様々な豆乳製品を製造し、消費者の健康を手助けする商品開発が行われていることが報告されました。現在は、分子栄養学の立場での研究にも携わっており、動物実験において女性アスリートや閉経後の女性に起こるエストロゲン(女性ホルモン)欠乏状態における筋萎縮の予防に豆乳摂取は効果があったことが報告されました。

 最後に、分子栄養学の進展とともに、今後は栄養素の分子レベルでの機能を明らかにすることの重要性が述べられ、また個々人の体質や遺伝子の違いを考慮したオーダーメイドの栄養学、そして商品開発が進むのではと今後の展望が述べられました。

 

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藤野絢也(ふじの整体研究所、イトマンスイミングスクール強化部トレーナ

 藤野先生からは、冒頭にご自身がこれまでトレーナーとして活動されてきた種目や対象者の説明がなされました。その後、現在ご自身が取り組まれているイトマンスイミングスクールでのトレーニング方法や栄養指導の現状、そして運動強度に応じた食事摂取の重要性が述べられました。競泳に必要な能力として、(1)体脂肪のコントロール、(2)筋量、筋力の増加、(3)持久力の向上、(4)日々のトレーニングに要するエネルギー、(5)ピーク時のエネルギー発揮、(6)疲労回復があり、こうした身体コントロールを行うためにも、栄養学の知識を基に選手たちに栄養指導をすることが重要と強調されました。選手によっては、間食を好む人も多く、そうした選手たちにどのように栄養指導を行うか、そういった苦労話も随所に報告がなされました。最後に、選手の運動強度や成長具合によって、求められる食事の量も異なることから、栄養学通りが全てベストではなく、個々人にあった運動、栄養指導が重要であり、その際サプリメントを適材適所摂取することも必要と結論づけられていました。

 

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【総合ディスカッション】

 3名のパネリストを中心に会場からの質問に対する回答や意見交換が行われました。会場からは、学校現場やリハビリテーション、子どもに対する栄養摂取の指導の仕方などに関する質問がなされ、活発な議論が展開されました。最後に、コーディネーターより、(1)栄養バランスは食事を通し摂取・調整を行うことが重要、(2)補えない栄養素をサプリメントでカバー、(3)年齢、性別、個々人に応じた栄養摂取が重要、と結論づけられました。

 

(文責:研究企画委員 伊藤克広・山口志郎)