平成26年度総会及び第25回学会大会報告

  平成26年5月31日(土)兵庫教育大学神戸ハーバーランドキャンパスにて、兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第25回学会大会が開催されました。

 まず総会では、昨年度事業報告や決算、さらに今年度事業について審議がなされ、滞りなく承認されました。

 総会に続いては、「運動部活動における指導者養成・育成の現状と課題」と題するシンポジウムが開催されました。昨今の体罰問題をきっかけとして、運動部活動における指導は体育・スポーツ関係者が今一度考えねばならないテーマです。その中でも特に「指導者の養成・育成」に焦点を当て多角的な視点から議論をしようと企画されたもので、パネラーは以下の通りでした。

 森田啓之氏(兵庫教育大学):大学における養成の現状について

 奥野耕太郎氏(播磨町立播磨南中学校):中学校顧問の立場から

 佐藤博志氏(ゴールドジム神戸元町):外部指導者の立場から

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シンポジスト(佐藤博志氏、奥野耕太郎氏、森田啓氏)

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奥野耕太郎氏 ご講演

 これまであまり顧みられることのなかった運動部活動ですが、そこには制度的な矛盾があることをはじめ、現場の指導者(教員や外部指導者)は様々な苦労や葛藤を抱えながら指導に当たっていることが明らかになりました。また、運動部活動指導に必要たる教育がこれまではあまり行われてこなかったことも示されました。今後は、養成段階である大学、さらには教員等の研修を企画する教育委員会の両方の立場から、望ましい運動部活動指導者の養成・育成に向けた議論が必要であることが会場全体で共有できました。

 さらに、口頭発表は23件、体育・スポーツ分野における実践的取り組みの報告や、学部生も発表できるポスターセッションの部では3件の発表がありました。約80名の参加者により、シンポジウム、一般発表の2会場とも熱心な雰囲気が会場に溢れていました。

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口頭発表会場

 発表終了後の懇親会では、当日参加も含めて60名という会場に入りきれない程の大盛況でした。参加された方は新たなつながりをつくることができたのではないかとも思います。

 最後になりますが、今大会が成功裡に終わりましたこと、学会会員各位のご協力にお礼申し上げます。

学会担当理事