平成24年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会,及び第23回学会大会報告

 平成24519日(土)兵庫県立大学姫路新在家キャンパスにて、兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第23回学会大会が開催されました。

 

シンポジウム

 冒頭、本大会会場となった兵庫県立大学の清原正義学長からご挨拶をいただき、シンポジムが開始されました。「『感謝と友情』KOBEマラソン・熱い思いを胸に―2012の成功にむけて―」をテーマにコーディネーター(土肥 隆先生,中山ふみ江先生)と4名のパネリストをお迎えし、それぞれの立場よりお話をいただきました。

 

野村眞一先生(兵庫県教育委員会播磨東教育事務所副所長兼教育振興課長)には、「第1回神戸マラソンの概要と今後の課題」と題してお話をいただきました。昨年まで第1回神戸マラソン事務局の事業部長として運営に携わり、一見、成功裡に終えたと思われる今回のマラソンの苦労された秘話をお話いただきました。また、学会の協力並び学生のボランティアについて多大な評価をいただきました。

 

松村浩貴先生(兵庫県立大学准教授)には、「ボランティア調査の結果と提言」と題してお話をいただきました。今回の調査では、ボランティアの意識と活動状況を調査し、この資料を基に今後のボランティアマネージメントに役立てることを目的として行われました。調査によってボランティアの満足が得られた方と得られなかった方が浮き彫りにされました。

今後の課題として、調査票の回収仕方、ボランティアリーダーへの充分な説明、適正人数及び適正な場所への配置が上げられていました。

 

勝木洋子先生(神戸親和女子大学教授)には、「”神戸マラソン盛り上げ隊”の活動と提言」題してお話をいただきました。今回、ボランティアマネージメントをチーフとして担当され、神戸大橋の上で大学生と大学教員と共に給水、給食活動を中心とした話をしていただきました。特に水や紙コップが不足した事や紙コップが水分を含みランナーが握ると水がこぼれたり、羊羹を出したがネバネバでランナーから不評だった事、食料と水分の配置が悪かった事、橋の上にボランティアの休憩する場所が無かった事など、今後の課題が山積みの中で、ランナーのお礼の言葉には元気付けられたという報告でした。  

 

 山口泰雄先生(神戸大学大学院教授)には、「ランナー調査の結果と提言」と題してお話をいただきました。今回の調査目的は、参加者の大会参加決定における重要性と大会満足度、支出額、市民マラソン大会へのイメージ・参加意欲等(性別、参加コース、居住地およびランナータイプ)により比較検証されました。大会参加者の性別は、男性が63.0%、女性が37.0%であり、年齢は、40歳代が最も多く、次いで30歳代、50歳代となっており、30歳代、40歳代を合わせて3分の2を超えていました。

 全体的に満足した内容として「応援」「スタッフ」「大会運営」があげられ、不満に関する意見としては、「給水・給食」「トイレ」「運営全体」などの意見が挙げられていました。

 最後に、ランナーの要望によりゴール付近にコンビニなどがなくリラックスしにくいため、例えば、ビールが飲める場所などが必要ではないかという報告でした。

 

 

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口頭発表およびポスター発表

 シンポジウム後に引き続き行われた口頭研究発表は、3つの会場に分かれて19題、その後、ポスター研究発表5題の報告があり、各会場で活発な意見交換がなされました。

 

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懇親会

 「感謝と友情」KOBEマラソン・熱い思いを胸に・・で始まった第23回大会の締めくくりは、姫路新在家キャンパス学生会館にて開催されました。すばらしい会場を提供いただいた同大学内田勇人先生のご挨拶をいただきました。山口泰雄会長の乾杯のあと、本県体育・スポーツの更なる発展に向けて、研究者や学生・院生など有意義な情報交換がなさました。和やかな懇親会は、高見彰理事長の指一本締めから五本締めが披露し閉じられた。次は・・・秋の学会シンポジウムです。

学会担当理事