平成24年度公開シンポジウムの報告

 平成241110日(土)兵庫県私学会館にて、公開シンポジウムが、「中・高齢者の生きがいと運動・スポーツ」というテーマを掲げ開催されました。

 

 基調講演では、亀澤徹郎先生(公益財団法人兵庫県健康財団)による、「人生をより豊かにする運動・スポーツ」と題した講演が行われました。他に類をみないスピードで高齢化が進んでいる我が国の現状等の総論から、豊富な指導経験をもとに各論として、特に中・高齢期に有効な運動について実技を交えながら大変丁寧にご講演いただきました。

 

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その後、シンポジウムでは、コーディネーター(森田啓之先生・西尾和典先生)より4名のパネリストの先生方が紹介され、各パネリストのお立場から「中・高齢者の生きがいと運動・スポーツ」と題してご発表いただきました。

 

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岡田修一先生(神戸大学大学院教授)には、これまでご自身が実験的研究より得られた結果をご紹介いただきながら、生きがい(≒生活の質向上)に及ぼす運動実施の重要性について自然科学の見地からお話をいただきました。

 

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石澤伸弘先生(北海道教育大学准教授)には、神戸市と北海道に在住する高齢者を対象とした社会科学的調査結果をご紹介いただき、神戸市の高齢者における課題等をご指摘いただきました。また、北海道で実施されている元飲食店施設を利用した高齢者の生きがいづくりの事例などもご紹介いただきました。

 

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岩崎安伸先生(あんしんクリニック院長)には、医学的見地から、特に中・高齢者を対象とした人口膝関節手術や前十字靱帯(ACL)再建術後のスポーツ・余暇活動への復帰についてのデータをお示しいただき、地域における体育・スポーツ関係者の役割の重要性についてお話いただきました。

 

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萬浪佳隆先生(播磨町中央公民館館長)には、播磨町の取り組みをご紹介いただきながら、人が生きるに値するまちづくりをするための具体的提言をいただきました。

 

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現在進行中の超高齢化社会を活力あるものにするために、私たち体育・スポーツ科学に携わるものが果たす役割の大きさをあらためて感じる充実した時間となりました。

(担当理事)